MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険は、70才以上の高齢者を加入対象とした傷害保険「ケガの保険S」において、2021年7月1日以降の始期契約から、高齢者とその親族等に安心を提供する新サービス「かぞくの災害掲示板」をリリースした。
近年、自然災害や異常気象が多発・激甚化しており、防災・減災への取組みを強化していくことが社会課題となっている。また、高齢化が進行するなか、頻発する豪雨災害においても高齢者の被害が度々報道されており、災害や異常気象発生時の高齢者に対するサポートを社会全体で考えていく必要がある。
あいおいニッセイ同和損害保険は、この社会課題解決に向けた取組みのひとつとして、災害発生前の早期対策を促すための異常気象情報等の通知機能や親族等と安否情報が共有できる機能(=「つながること」)を備えた「かぞくの災害掲示板」を高齢者向け傷害保険「ケガの保険S」のサービスとして提供を開始した。
高齢者向け傷害保険「ケガの保険S」は、シニア(70 才代、80 才代)を加入対象とした傷害保険で、自身のケガに備える基本となる補償に加えて、多くの傷害保険で免責としている脳疾患、疾病または認知症等の心神喪失によるケガを補償する。また、高齢者で特にリスクが高まる認知症等で行方不明となった場合の捜索費用等を補償する特約をセットすることもできる。
新サービス「かぞくの災害掲示板」の特徴は以下の通り。
- 「掲示板」サービス
・「家族」ごとの専用掲示板をインターネット上に用意することで、被保険者とご親族等が簡便に安否情報等を共有できるサービスとなり、災害の大きさや携帯電話会社を問わず利用できる。
・契約者に提供する常時携帯可能な「安否確認カード」を活用することで、携帯電話やスマートフォンを使用していない方でも、避難所等で QR コードを他のスマートフォン等により読み取ることで「掲示板」に安否情報を登録することができる。 - 「異常気象情報等通知」サービス
・被保険者の住所等における異常気象情報(ゲリラ豪雨、大雨、雷、台風)に加え、気温差・気圧差・熱中症情報をメールもしくは LINEで通知する。
・親族等にも被保険者住所の気象情報等を通知することもでき、被保険者に早期の避難準備や被害の未然防止などの対策を促すことができる。
本サービスを通じて、災害や異常気象時における高齢者の被害の未然予防および軽減につながる取組みを顧客・地域社会とともに進め、誰もが安心・安全に暮らせるまちづくりに貢献していく。今後、データ・デジタル技術(DX)を活用した共通価値創造(CSV)に資する商品・サービスの開発・提供により、「レジリエントでサステナブルな社会」の実現に取り組んでいく。
【参照ページ】
●高齢者向け防災・減災サービス「かぞくの災害掲示板」の提供を開始~災害時に「つながること」による安心を提供~|あいおいニッセイ同和損害保険
https://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/pdf/2021/news_2021072000883.pdf