MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険ならびにあいおいニッセイ同和損害保険は、認知症等への備えとして70才以上の方が加入できる傷害保険において、被保険者が行方不明となった場合の捜索費用を補償する特約「行方不明時の捜索費用補償」を共同で開発し、2021年7月1日以降の保険始期契約から販売を開始する。
今回の「行方不明時捜索費用補償特約(救援者費用等補償特約用)」は、両社が販売する70歳代、80歳代の方向けの傷害保険に「救援者費用等補償特約」をセットした場合、自動付帯される。
※三井住友海上保険 「GK ケガの保険 シルバー」、あいおいニッセイ同和損害保険 「ケガの保険S」
日本国内において、本契約の被保険者が行方不明となり、警察署に行方不明者届が受理された日の翌日午後12時までに発見されなかった場合、本契約の被保険者の親族(救援者)等または保険契約者が捜索活動のために要した以下の費用を補償となる。支払いの上限額は保険期間を通じて50万円。
超高齢化社会の到来に伴い、70才以上の行方不明者数は過去最多を更新し続け、深刻な社会問題となっている。高齢者の行方不明の原因として、「認知症またはその疑い」が大きな割合を占めるほか、認知症に至らない軽度認知障害(MCI)のケースや何らかの事件に巻き込まれ行方不明となるケースも発生している。両社は、高齢者の方向けに広く加入できる「行方不明時の捜索費用を補償する特約」を開発した。
【参照ページ】
●高齢者向け「行方不明時の捜索費用補償」の販売開始|三井住友海上火災保険
https://www.ms-ins.com/news/fy2021/pdf/0608_1.pdf
●高齢者向け「行方不明時の捜索費用補償」の販売開始|あいおいニッセイ同和損害保険
https://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/pdf/2021/news_2021060700861.pdf